生まれたての子猫の育て方ガイド
共有
生まれたての子猫を保護したらどうする? 保温からミルクの与え方、週齢の見分け方まで、初心者でもわかる育て方を詳しくお伝えします。愛猫との絆を深めましょう。
生まれたての子猫を見つけたら?
屋外で生まれたての子猫を見つけたら、まずは落ち着いて対応しましょう。親猫が近くにいる可能性があるので、すぐに触らずに様子を見るのが大事です。親猫は子猫を安全な場所へ移動させる習性があるんですよ。1時間ほど静かに見守ってみてください。鳴き声に反応して戻ってくるはずです。
ただし、明らかに放置されている場合や、子猫が弱っている様子(ほとんど動かない、鳴かない)なら、すぐに保護を。雨や寒い場所なら、見守り時間は短くして。
保護後の第一歩:保温 子猫は自分で体温調整ができないので、すぐに温めましょう。ペットヒーターが理想ですが、なければ湯たんぽやカイロをタオルで巻いて使って。温度は35〜40℃目安。体が濡れていたら、遠くからドライヤーの弱風で乾かします。体温が上がったら、動物病院へ直行!
ミルクの代用 牛乳はNG、下痢の原因に。代わりに薄めた乳幼児用ミルクや砂糖水をスポイトで少しずつ。病院に行くまでのつなぎです。
排せつを手伝う 子猫は自分でトイレできないので、授乳後に湿ったティッシュで優しくマッサージ。生後1ヶ月まで続けます。
洗うのは避けて、体力消耗を防ぎましょう。
子猫の週齢の見分け方
保護した子猫の年齢を知るのは大事。体重や見た目で判断しますよ。
生後0〜6日 体重70〜200g。目と耳が閉じていて、首がしっかり上がらない。へその緒がついているかも。
生後1〜2週間 体重120〜250g。目が少し開き、耳が聞こえ始める。上半身でハイハイ。
生後2〜3週間 体重200〜400g。視力がつき、音に反応。全身でよちよち歩き。
生後3〜4週間 体重300〜600g。歯が生え、走れるように。自力排せつが始まる。
性別の見分け 生後2週間頃から。雄は肛門と性器が離れていて、ハート形の盛り上がり。雌は間が短い。迷ったら獣医さんに。
子猫の育て方
人工哺乳の基本から。子猫用ミルク(粉タイプ)を人肌(38〜40℃)に温めて。
与え方 仰向けNG! うつ伏せでシリンジや哺乳瓶から。1回量は体重による(例: 100gで3〜5cc)。回数は生後1週間で6〜8回。薄めに作って消化を優しく。
母猫がいる場合も、子猫が多いとサポートを。離乳食は生後3週間から、ペースト状で少しずつ。
排せつ補助 食事前にぬるま湯ティッシュでトントン。便秘時はミルク薄めやマッサージを。
体重チェック 毎日測って1日5〜10g増を目安に。増えない時は獣医へ。
爪切りは生後20日頃から、1mm以内で。
必要な環境作り
子猫が快適に過ごせる巣箱を。
温度管理 生後すぐは26℃、ヒーター使用。生後20日で23℃でOK。エアコンで安定を。
場所 薄暗く静かなところで。ダンボールに毛布を敷いて。
床材 フリースやフランネルで柔らかく。後でペットシーツに。
注意点
感染症リスクが高いので、病院必須。先住猫とは隔離を。体調変化(下痢、鳴きすぎ)はすぐ対応。哺乳は子猫優先、生活を調整して。鳴きは空腹・寒さ・不調のサイン。
まとめ
生まれたての子猫の世話は大変だけど、愛情で乗り越えられます。変化を見逃さず、獣医と連携を。元気に育つ姿がきっと報われますよ。